2020/08/24

【 Let’s try ! 】靴作りの第1歩!自分の木型を買おう!

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皆さん、こんにちは。MSYのTomi(@tmkprch)です。
この度新しく、【 Let’s try ! 】シリーズとして、素人目線で靴作り開始までの道のりを記事にしようと思います。

 

今回は木型編です。
靴を作るのに木型は必ず必要になります。しかし、木型はどこで買えるのか?買えたとしてもそれは自分の足にあっているのか?靴作りを始める上でのこの問題に対する対応方法のひとつとして、私のお勧めの方法をご紹介します。

 

 

自分の足のサイズを測る

まずは自分の足のサイズを「なるべく正確に」測る必要があります。自分で自分の足のサイズを測るのはなかなか難しいものですが、ここではいくつかの方法をご紹介します。

 

「すごいフィッティング」流の計測方法

「すごいフィッティング」とは自分の足にあった靴を見つけてくれるサイトです。
→サイトはこちら

 

開発者は靴師のZinryuさん(@Zin_Ryu)とシロエノヨウスイの片岡さん(@kenkataoka_sy)です。
こちらのサイトには自分で自分の足を計測する方法が書いてありますのでぜひご覧下さい。特に、ボールジョイントの計測方法の「やさしく巻き付けた時」と「つよく締め付けた時」の2つの値のとり方はとても参考になります。
木型においてはボールジョイント部のフィッティングが重要ですから、木型注文の際には、この「つよく締め付けた時」の値を使うと良いと思います。
因みに、私の場合はこんな感じです。
まずは「やさしく巻き付けた時」、245mmです。

 

 

次に「つよく締め付けた時」、230mmです。

 

 

「すごいフィッティング」サイトによると、9割以上の人が15mm以上縮むそうです。私の場合も15mm縮みました。

 

ZOZOMATで計測する

ご存知、ZOZOMATを使うのも良い手ではないかと思います。というのも、計測精度はなかなかに良さそうだと、少なくとも私の周りでは評判です。私もやってみましたが驚きの精度の高さです。ただ、前述した「つよく締め付けた時」の値が測れませんので、別途自分の足が「つよく締め付けた時」にどれ位縮むのかを測っておく必要があります。メジャーがなくても紐で十分ですから、つよく締め付けた時にどれ位縮むかを測りましょう。どうしても測れない方は、前述の「9割以上の人が15mm以上縮む」という所から簡易的に−15mmする、でも良いかもしれません。
私のZOZOMAT計測結果はこんな感じになりました。

 

 

自分で計測した足長が左足で24.7cmですから、誤差1ミリ。計測誤差を考えれば同じと言って良いですよね。ボールジョイント部の「やさしく巻き付けた時」が24.5cmなのでこちらも同じと言って良いでしょう。驚きの精度です。
私の場合は「つよく締め付けた時」は-15mmであることが既に分かっているので、ZOZOMATで計測した「足囲」から15mm引いて23.2cmが「つよく締め付けた時」の値だとしても良いのではないかということになります。
因みに詳細情報はこんな感じでした。

 

 

私はギリシャ型でした!確かによく見ると人差し指が一番長いです。
ウィズは(日本人として)標準的、画像には出ていませんが甲の高さは「高め」だそうです。こういうのが分かるのもZOZOMATの面白い所ですね。

 

いずれの方法にせよ、木型を購入する際に重要になるのが「足長」とボールジョイント部の「つよく締め付けた時」の値になりますので、まずは自分のサイズを確認してください。

 

 

木型の購入先

次に、木型はどうやって手に入れるのか、です。木型の購入方法には中古木型を買うなどもありますが、ここではお勧めの「自分の足のサイズを指定して新品の木型を購入する」方法をご紹介します。

 

株式会社トミヅカさんで買う

ズバリお勧めはトミヅカさんです。
→トミヅカさんのWeb購入サイトはこちら

 

お勧めの理由は、①個人で1個から買える ②比較的安い ③直接サイズ指定可能 だからです。
私が以前購入したMEN’S LASTのMT1803を例に、自分の足のサイズでの注文の仕方をご紹介します。
下の画面がMT1803の詳細ページです。ここで各サイズとオプションを指定してカゴに入れるボタンを押すと購入することが出来ます。ひとつずつ見ていきましょう。

 

 

サイズ

まずはサイズですが、ここは足長サイズです。自分で計測した足長サイズを選択します。私の足長は247mmですので25cmを選択します。小さめの24.5cmではなく切り上げて大きい方で良いと思います。

 

甲囲寸法

ここにボールジョイント部の「つよく締め付けた時」の値を入れましょう。但し、指定の仕方がプラスマイナス何mmかになっていますので少し注意が必要です。
まず、左下にある「25cmの時の靴型寸法」という所を確認します。ここの「靴型甲囲」が237mmとなっています。私の足のサイズは足長247mm(25cm)でボールジョイント部の「つよく締め付けた時」(甲囲)が230mmですので、237−230=7mm小さい、ということになります。従って、甲囲寸法の所で「-7mm」を選択します。
では、例えば足長が26cmの方はどう見れば良いかというと、等差を考慮して記載の25cmの時の靴型寸法から計算をして26cmの時の甲囲寸法を確認する必要があります。
以下画像の通り、「靴型の寸法に関して」というページに等差の記載があります。

 

 

長さ5mm、甲囲3mmですので、25cmの時の甲囲寸法237mmに6mm加えた243mmが26cmの甲囲寸法になります。従って、243mmと自分のボールジョイント部の「つよく締め付けた時」の値との差を選択すれば良い、ということになります。
なお、選択出来るのはプラスマイナス12mmまでですが、それを超える場合は「甲囲指定」というのを選択して備考欄にサイズを直接指定すればOKです。

 

靴型加工

ここは木型を靴から抜く時の方式を選択する所ですが、特にこだわりが無い限り、初めての方は「2 甲切り」を選ぶことをお勧めします。専用工具を使わなくてもビニール紐1本で木型を抜くことが出来るからです。

 

側面丸穴と底面鉄板と材質

まず側面丸穴は「いる」のままにしておきましょう。木型を抜く時に側面の穴が必要です。底面鉄板は好みが分かれる所ですが、こだわりが無ければ「いる」を選択しましょう。「いる」を選ぶとかかと部の底に鉄板を付けてくれます。鉄板があると、アッパーと中底の固定にタックス(釘)を使うことが出来ます。(タックスの先端が鉄板で曲げられて固定されます)タックスの方が比較的簡単なので、初めての方にはこちらをお勧めします。材質はプラスチックを選びましょう。木も選べますが追加費用が必要です。

 

ここまで来れば後は数量を入力してカゴに入れるボタンを押せばOKです。決済にはクレジットカードも使えます。納期は約2週間です。

 

その他の購入サイト

トミヅカさんの他にも個人で1個から買えるサイトはありますのでいくつかご紹介します。

 

ハードワーカー株式会社

神戸にあるハードワーカーさんのサイトでもサイズを選んで購入出来ます。但し、そもそも木型の種類が5つしかありません。
→サイトはこちら

 

私は中古で手に入れたハードワーカーさんの木型ORA-8を自分なりに削ったものを持っていますが、なかなかに足にフィットしておりお気に入りです。
ハードワーカーさんでのサイズ指定は以下のような感じです。

 

 

足長は普通にcmで選べますが、足囲(トミヅカさんで言う甲囲)はウィズで指定する形になっています。足囲サイズ表を見ると以下の様な一覧が載っていますので、ここで自分のボールジョイント部「つよく締め付けた時」のサイズに近いウィズを選びましょう。

 

 

私の場合は25cmで230mmですのでCウィズを選ぶ、ということになります。
鉄板はデフォルト無しですが、追加料金で付けることができるようです。靴型加工は中折れのみとなっています。中折れ木型の場合は抜く時に木型抜き台が必要です。簡易的には丈夫で曲がらない10ミリ程度の長い棒があれば抜くことは出来ますが、力をかけても曲がらない棒というのがなかなか入手し難いです。

 

株式会社マモル

我らがマモルさんでも購入出来ます。
→マモルさんの靴木型のページはこちら

 

 

マモルさんでは足長のみの指定で、肝心のボールジョイント部のサイズの記載もありません。購入した木型で仮靴を作ってみて、自分のサイズに合うように削る必要がありますので、残念ながら初めての方にはお勧め致しません。

 

さあ、如何でしたでしょうか。
ビズポークを作るようなプロの方々には到底及ばずとも、上記のやり方で比較的自分の足にあった木型を手に入れることが出来ると思います。
自分サイズの木型を入手して、私たちと一緒に靴作りを楽しみませんか!

 

ご不明な点やお悩みはTwitterやお問い合わせからお気軽にご連絡くださいませー。

この記事を書いた人

Tomi

レザークラフトを10年以上趣味として続けており、名刺入れなどの小物からダレスバッグなどの鞄まで一通り経験。いよいよ次は靴作りだとチャレンジを始めました。
道具マニアでもあるので、靴作りのチャレンジは靴作りの道具集めから入りました(笑)

 

書籍や修理屋さんのブログなどで作り方を調べ、独りで試行錯誤しながら踵修理を入り口にオールソールまでやってみたところで、MSYに出会い、Twitter界に靴作りへの熱い想いを持つ人達がいることを知り大喜び。
次第に交流を深めるうちに、気付いたらメンバーのひとりになっていました。

 

きっと、かつての私のように靴を作りたい想いを抱えながら、どうやって作れば良いかよく分からない人達がたくさんいるんだと思っています。早くそんな皆に出会って、一緒に、賑やかに、靴作りを楽しみたいです。

 

twitter : @tmkprch
note : https://note.mu/merrygoround2030

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