【通販で揃う】靴作りの材料を紹介します！〜浅草に行けなくても大丈夫〜

こんにちは、MSY代表のブンと申します。

革靴を自分で作る、または自分で修理する場合、材料はどこで買えば良いでしょうか。

日本で最も有名なのは東京浅草です！
東京近郊にお住まいの方は是非、浅草靴資材店巡りをしてみてはいかがでしょうか？（詳しい方に連れて行ってもらうことをオススメします）

浅草に行けない方々も心配は無用です。
タイトルの通り、必要な材料はネット通販で入手可能です。

アッパー用材料

※アッパー用の材料については追って更新いたします。少々お待ちください。

趣味で靴作りを楽しむ場合において、MSYでは下記3つの製法をメインで紹介しています。

では製法ごとに、それぞれ揃えるべき材料も異なってくるでしょうか？

実は、、
共通で大丈夫です。
※ハンドソーンウェルテッド製法の場合のみ「ウェルト」が追加で必要な程度です。

世間に浸透していると思われる「ハンドソーンウェルテッド製法は高級素材」「セメント製法はペラペラの安い素材」という方程式は、実は正しくありません。
あくまで結果として、市販の安価なセメント靴が安価な素材を使うケースが多いだけだと思われます。

参考までに、革靴一足を作るのに必要な底付け用材料の一覧と、予算の目安です。
ネット通販で入手しやすく、強度や耐久性も信頼できる材料を選択した場合、、下記の通り、約5,000円弱で揃えることができます！（アッパーは含まず）

材料名	価格※	備考
中底	900円	木型に最初に打ちつける部分です。インソールとも呼びます。
先芯	80円	つま先の、アッパーとライニングの間の芯です。
月型	150円	かかとの、アッパーとライニングの間の芯です。
ウェルト	450円	アッパーと中底、そして本底をつなぎとめる役割です。（ウェルテッド製法の場合のみ）
ハチマキ	240円	かかとを取り付けるの際、角度を調整する役割です。
シャンク	40円	靴の背骨のような役割です。
中物（コルク）	40円	中底と本底の間にあり、クッションのような役割です。
本底（アウトソール）	1,700円	地面に触れる部分です。
積み上げ	720円	かかと部分（地面に触れるパーツ以外）です。
トップリフト	430円	かかと部分（地面に触れるパーツ）です。
中敷き	100円	中底の上に敷きます。市販靴ではメーカーロゴが書いてるパーツです。
合計	4,850円	※あくまで目安です！

※1足分の参考平均価格（税込）です。

それでは、底付け用の材料を紹介いたします。
ここでは、靴資材のネット通販大手マモルオンラインショップの数ある商品のうち、MSYメンバーが実際に使ったものを中心に紹介します。
「オススメ！」は独断ですので、迷った際の参考程度にしていただければ幸いです。

※購入の際は必ずリンク先の説明文をお読みください。
※商品の内容や価格は変更点される場合があります。
※リンク切れやお気づきの点はお問い合わせからご連絡頂けると大変嬉しいです！

名称	価格※	特徴・備考
①タチ中底（ショルダー革）	950円	オススメ！牛の肩の部分です。
②タチ中底（エン革）	810円	牛のお腹の部分です。
③吟張中底・紳士用（厚口）	350円	薄い素材を貼り合わせているため強度は劣り、ウェルトの縫い付けや木釘打ち込みにも向かないと思います。ただし、木型作成時のフィット確認にはとても便利！

①タチ中底（ショルダー革）

名称	価格※	特徴・備考
①先芯・ポリテックス	70円	オススメ！シートディップに浸してつかいます。床素材との使い分けは、お好みで良いと思います。
②先芯・床素材	100円

名称	価格※	特徴・備考
①ハチマキ（鉢巻）	220円	オススメ！自分で切り込みを入れて曲がりを調整するタイプです。厚みがあります。
②馬丁型ハチマキ	260円	最初からU字に曲がっているタイプ。やや薄めです。