皆さん、こんにちは。MSYのTomi(@tmkprch)です。
昭和時代にご活躍をされていた靴職人さまの愛用の道具類のご紹介第3弾、引き続き道具類ご紹介の続きからです。
道具類のご紹介
今回は、「ちょっと変わった道具類」です。
シューツリー
まずはこちら、あまりみない形状のシューツリーですよね。ヤフオクでヨーロッパのアンティークもので似たものを見たことがありますが、どうなんでしょうか。バネがかなり強い感じです。
マーカー?
さて、これはマーカーでしょうか。正確な用途は分かりませんが、突起部間はおよそ3.5ミリでした。もしかすると内々で約1寸なのかもしれません。
ドライバー?目付ゴテ?
こちらはドライバーみたいな気もしますし、よく見ると絶妙な山形になっているので目付ゴテなのかもしれません。
溝掘り
いわゆるヒョットコです。いまや入手困難な道具ですね。完全にさび付いていましたが、サンポール君につけ置きしてキレイな姿になりました。私はいままでレザークラフト道具のステッチンググルーバーでやっていたのでそれに比べるとだいぶ溝が太いですが、使い込んでグルーバー部分を研ぎ進めた結果太くなったのかもしれません。
こちらはシャンクを加工した溝掘り道具ではないかと思います。私も同じようなものを作って持っています。が、持ち手のところがやはり職人さんならではの加工をしていますね。
長ーい丸錐とデカい目打ち
レザークラフト用の丸錐に比べると、細くて長いです。この細さと長さが何用なのか、、、
目打ちもとんでもなく大きくて長いです。これもきっと靴製作のどこかの工程ででこの形状が意味を成す時があるんだと思うのですが、私にはまだ分かりません。。。
計測道具
これは恐らくですが、釣り込んだ時に靴の先端からのトーキャップの位置を測るものではないかと思います。左右で同じ長さになるように。サイズ表記は寸ですね。
謎の道具
さて、これは何でしょうか。。。形状とメカニズムから推測するとシューストレッチャーの類いかなと想像しました。ただ、万力みたいな形なので伸ばしたい部分にちゃんと届くんでしょうか。
ウェルトの厚み調整道具
見た通りカンナですが、革をつけてスベリをよくしてある点などから想像するに、ウェルトの厚みを調整するカンナではないかと思います。当たり前ですが、ウェルトも自分で作られていたのでしょうね。
今回はここまで。まだまだ沢山ありますのでVol4.をお楽しみに。