こんにちは、MSYのブン(twitter)と申します。
2022年度版!として書き進めていたシリーズですが
年をまたいでしまいました・・。
気を取り直して2023年度版として更新します!
改めまして。
趣味の靴作りを大きく3つの工程に分けると、次のようになります。
今回は最後の底付け編。
革靴を自分で作りたいという場合、ひとつの目標とするのが、
「ハンドソーンウェルテッド製法」ではないでしょうか。
本格革靴の世界において
グッドイヤーウェルテッド製法や
マッケイ製法などが主流となった今でも、
ハンドソーンウェルテッド製法は圧倒的支持を得ている、
非常に完成度の高い製法であると思います。
では、ハンドソーンウェルテッド製法は
どのように学ぶことができるのでしょうか。
ハンドソーンウェルテッド製法を学ぶ方法
ここでは、代表的な3つをご紹介いたします。
もちろん、どれか一つを選択しなければいけない訳ではなく、
それぞれを組み合わせることで理解と技術が深まっていくと考えます。
YOUTUBEで学ぶ
https://www.youtube.com/channel/UCdnDjV_EAhEk0Hdr0uigg7g
足と靴の学校921 村山孝太郎さんの動画となります。
ここまで親切丁寧な動画を無料公開しているのが今でも信じられません。
全てを視聴するにはかなりの時間が必要になりますが、
作業をすすめながら何度も何度も見直してトライしてみてください。
工程を順を追って丁寧に解説されているほか、
ガラス片の割り方や、チャンの煮込み方、糸作りのコツなど
「それ、ずっと知りたかった情報・・・!」と
感涙してしまうほどの情報の宝庫です!
工程ごとに再生リストを作って下さっているので計画的にご活用ください。
書籍で学ぶ
アッパー編の記事でもご紹介したこちら。
ひとつひとつの工程を写真つきで親切丁寧に解説されています。
革靴関連では、似たニュアンスのタイトルを持つ書籍が複数市販されています。
しかしながら、断言させていただきます。
「これさえ読めば初心者でも革靴を作る手順が分かり、実際になんとか作ることができる」
という日本語の書籍は、2023年3月時点においてもこの本だけです。
この他にも、絶版も含めると靴作りの良書はございます。
それらは、ひと通りの手順やある程度の技術が
身についてから読むと大変有用であることは間違いないのですが、
「初心者でもできる」「入手しやすい」
をクリアしたこの書籍は唯一無二。
他の追随を許しません。絶対にオススメできます!
学校や 教室で学ぶ
当然ながら、YOUTUBEや書籍では
リアルタイムでレクチャーしてもらうことが出来ません。
「絶対に『独学で』革靴を作りたい」という
強固な拘りがあれば別ですが、
もしそうで無ければ
靴学校や靴教室などで学ぶという選択は
技術習得の効率や、相談できる環境という面でもオススメいたします!
通いやすいお近くの教室や工房は検索して頂くとして、
ここでは2つピックアップしてご紹介いたします!
-
KUROKIO(オンライン教室あり)
https://kurokio.com/class.html
神戸にある靴工房です。
現地の教室だけでなくオンライン教室があるので、
世界中どこからでも靴作りを学べます!
木型から型紙、アッパー作り、底付けまで
靴作りに関する事は何でも親切丁寧に教えてもらえます。
靴作りの知識がゼロからでも大丈夫ですし、
たとえばYOUTUBEや書籍で独学しており、
わからないことをピンポイントでKUROKIOさんの
オンラインレッスンで疑問解消するといった方法も可能です。
(実は、私は時々お世話になってます)
初心者にも優しく丁寧に、柔軟に教えて下さるので安心してください。
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エスペランサ靴学院
https://shoeschool.jp/
浅草から大阪に移転し、2021年度からは
体制やカリキュラムを一新しています。
1年間の授業で本格的に学びたい方にはもちろんですが、
実は短期間の「靴づくり体験講座」も不定期に開催されています!
つまり、本格的な独立だけではなく、
趣味として楽しみたい方にもオススメできます。
instagramもチェックしてみてください!
おわりに
ということで、第三回にわたり
素人が趣味で革靴を作るための情報をお伝えいたしました。
最後に、時々耳にする
「靴作りを始めてみたいけど、レザークラフトの経験すらなくて心配・・」
というご心配について。
心配しなくて大丈夫です!
いわゆる革財布やバッグなどのレザークラフトと、
革靴作りはかなり違います。
どちらがカンタンでどちらが難しい、というものではありません。
使う道具も違えば、作業もそもそも違うんです。(もちろん共通するモノもあります)
革靴を作りたいと今思っているのなら、
深く考えずに、飛び込んでみましょう!
MSYも一緒に悩みながら進みたいと思います!
それでは!